愛の周波数を奏でる楽器

真 琴
真琴の手引き動画解説
https://www.youtube.com/watch?v=Uo33f2Ug0ho
●調律(チューニング)について
●参考資料が「真琴ニスト資料」にありますのでプリントアウトしてお使いください
●コルグ社のホームページ
http://www.korg.com/jp/products/tuners/ca_2/
電子チューナーに使用説明書がついていますのでよく読んでください
真琴は木で作られている弦楽器です。
湿度、温度、保管方法などで音階が微妙に変わるデリケートな楽器です。
演奏の前には必ずチューニングしましょう。
”チューニングはこの楽器を奏でるための重要な作業です”
気温が10℃以下の場合は、弦が伸びにくいので部屋を暖めてからチューニングしましょう。
<道具>
調律ハンドル(チューニングピンを回すもの)と電子チューナーを使います。
ゴム製のチューニングマットを楽器の下に敷きましょう
電子チューナーはA(ラ)=444Hz 基準設定を推奨しています♪
クロマティックチュナー(12平均律)では、愛の周波数528Hzは上のC(ド)になります
※合奏の場合指導者の指示に従ってください
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はじめに
慣れることが早道なので、感覚がつかめるまで、繰り返し取り組みましょう。
調律は楽器と、自分自身を整える作業でもあります。
<覚え方・アイディア>
その1
★真琴のチューニングピンの横にマスキングテープなどを貼り音名を書いておくとわかりやすいです。
その2
★色分けの糸、モールでわかりやすくしておくといいと思います。
その3
★音階カードを作ってわかりやすくする
(例) ドは赤 レは黄色 ミはオレンジ ファは黄緑色 ソは青 ラは紫 ㇱは桃色
チャクラカラー対応 (カラーモルの場合)
ド=赤 レ=橙 ミ=黄色 ファ=黄緑 ソ=青
ラ=紫 シ=桃
※メモリの単位はセント、12平均律では隣り合う音(半音)は100セント
誤差は10セントを超えますと違和感につながります
シャープ (半音あがる)記号 ♯
フラット (半音さがる) 記号 ♭
●異名同音・電子チューナー表記を覚える
D#はE♭で表示されます A#はB♭で表示されます
●手を洗いご挨拶、深呼吸 精神統一
全体の弦の張り具合を指で押して確認します。
弦の中央部を上に引き上げ力を加え伸ばしておくと弦の狂いが少なくなります
楽器は右利きの方はチューニングピン側を右側に来るように置いてください。(弦が3回転程巻き付いているピンです)
電子チューナーは、自分の体の正面、楽器の手前に置くとやりやすいでしょう。
弦を左手、指、またはピックを使い単音で弾いてみてチューナーの針と音の表示を見てください。
平均律ではメーターの中央の"0”位置に針が止まり緑ランプがつくのが理想です。 誤差をチューニングピンを動かして補正していきます。(張力を上げると音が高くなります。張力を下げると、音が下が低くなります)
巻弦は緩みがあるとチューニングが狂いやすいので弦を引っ張り引き締めます。そのあとチューニングしていくといいでしょう。
ゆっくり静かに微調整します。1ミリ2ミリ動かす程度の感覚を覚えましょう。
(真琴の本体の木とチューニングピンの関係を探るような気持ちがあるといいと思います。)
調律器 道具の使い方。手の使い方の感覚を養いましょう。
微調整のコツですが、電子チューナーのメモリの”0” のメモリ少しを合わせるときは、-20セントほど緩めてから右回しで”0”を狙いますとやりやすいです。滑らかにピンを動かすコツをマスターしましょう(テンションを下げてから動かすと弦が切れてしまう心配がなくなります)
力の入れすぎで”0”を通り過ぎることもあるでしょうが、感触を覚えていきましょう
右に回す、左に回す(いづれも微調整)
調律器の金具の口は四角形です。調律器はT字型ですので、右手が回しにくい時には調律器を被せ直すと動かしやすいです。
マイクロフォンは1弦づつ挟み直さなくても振動を感知します
※メーターの針が振れないようでしたら、挟み直したほうがいいでしょう。
( 弦の張替えの直後は音が安定していませんので、気長に丁寧にチューニングして行きましょう♪)
① ド5番 C=528Hz をまず合わせましょう。
愛の周波数といわれる場所です
②低音のド4番(基本のド)264Hzを合わせてみましょう。
1オクターブの関係で響き合いを確認してください。
(共鳴する2つの音を感じ取り音楽的な耳を養いましょう)
※真琴で1056Hzのドの6番を合わせ 528Hzのドと1オクターブ上のドの共鳴する音を感じてみましょう。
③ソの4番G=396 Hzを合わせましょう
”響きあう音を聞き取る”という観点でドとソの関係は
ドを根音・基準音とするとドとソは1度と5度の関係といいます。
ソをあわせて、ドとソの響きを感じ取りましょう
調律ハンドルを抜くときにチューニングピンが動いてしまうことがありますので、抜いた後も、単音で鳴らして音があっているか確かめてください。
全体を調律したら、音を鳴らして音の並びを聞いてみてください。変だなと思いましたら、その個所をまた調べてみます。
2度以上鳴らして確かめ、修正して、全体の音が正しく整ったら演奏に入ってください♪
音を聞きながら音程を聞き取り慣れていきましょう
20セントもずれていると気分が悪くなりますね~
10セント以内に収まるように極めていきましょう
※低音の巻弦は全体を伸ばしてからチューニングするテクニックもあります。
ゆるみ分をあらかじめ予測して弦を引っ張り、すぐチューニングします。
※弦を少し持ち上げて微調整することも方法の一つです
(少し緩みますので数セントプラスの場合使える補正テクニックです)
<補足>
●88鍵のピアノではドの1番は基本のドから3オクターブ下です
●一般的な調律→ 平均律
●主要3和音がきれいに響きあう調律→純正率
●旋律がきれいな調律(1度と5度)→ピタゴラス音律
純正律について